薬剤師の転職と失業
薬剤師が転職をするとき、問題となってくるのはその雇用だ。 雇用がなければ薬剤師の転職は成り立たない。
では、現在、薬剤師の転職の受け皿となるべき、薬剤師の需要は本当に足りないのだろうか。 薬剤師の転職に関する、面白いデータを紹介しよう。
薬剤師は09年現在、大々的な売り手市場と言われ、新卒者だけではなく中途の転職までも大規模に募集がかかっている。 これは、薬学部が6年制になったため10年11年と新卒者がなく、市場では薬剤師の数が足りなくなると懸念され転職者も売り手市場となっているのだ。 需要と供給のバランスが崩れれば、当然こうした薬剤師の転職は売り手市場のようになるだろう。
しかし、薬剤師免許を持っている人間は、全国に25万人いると言われている。 これに対して、薬剤師の需要は約23万人。 実は、統計だけで言えば薬剤師の転職は売り手市場ではなく、買い手市場だったのである。
なぜ、買い手市場にもかかわらず、薬剤師の転職はこれほどまでに過熱しているのだろうか。 次項では、薬剤師の転職に関する実情について述べていこう。